a.un 滋賀の建築設計事務所 。住宅や店舗を設計監理してます 。
たかが塀、されど塀
先月出席させていただいた、友達の結婚式披露宴でのお話。

僕たち夫婦は新婦が勤めている京都の和菓子屋さんの社長とテーブル
をご一緒させていただきました。
とても気さくな方で、色んな楽しい話を聞かせていただいたのですが、
その中でも心に”グッ”とくる良いお話がありました。

それは新郎の勤めている会社(相方が以前お世話になっていた会社です)
の親方が僕たちのテーブルにビールをつぎに来てくださりました。
その瞬間、数寄屋の親方と、和菓子の親方のトップ対談が立ち話ではじまり
京都の良さ、歴史、物作りについて深い話が次々と語られていました。

和菓子屋さんは昨年、お店の木塀を新しく新築されました。

『たかが塀ではないんだよ、本物の塀を作らなければ
 あの店はダメだと言われるんだよ』

『塀はお店に来られるお客さんが一番最初の目にする店の顔なんだよ
 だから、しっかりした数寄屋大工に作ってまらわなあかん』

と、おっしゃっていました。

コストのことだけ考えていたら、もっと陳腐な塀でも良かったかも
しれませんが、そんなことしていたら、この和菓子屋さんの伝統や
歴史は止まってしまう。

和菓子屋の社長として伝統や歴史を守り、先に繋げていく覚悟を聞けた
とても良い瞬間でした。

ということで、お店と塀を見てきました。
(勿論、和菓子とお抹茶もいただいてきました)
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そこに何十年もあるかのような佇まいです。
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最後は・・ごちそうさまです。

(森)

a.un | 建築設計事務所
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by aunmidori | 2009-11-06 20:56 | 日本 | Comments(0)
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